2020年12月26日土曜日

2012年のリキッドルーム・コンサートから『意識の拡張療法』に関する記録映像、他を公開しました。

この記録映像は、2012年9月22日(土)東京・恵比寿のリキッドルーム8周年に於ける、周年記念「ヤン富田コンサート」からのものです。開場は17時、ヤン富田制作の BGM “THE SOUNDS OF AUDIO SCIENCE LABORATORY” からスタートしました。 A.S.L. ステッカームービーの上映と日本男児クルーによるパフォーマンスと続き、18時開演、23時に終演しました。全プログラムは6時間に亘るものでした。ここでの映像は開場から開演迄と、開演から『意識の拡張療法』に関するプログラム迄のものになります。



YANN TOMITA AT LIQUIDROOM 8TH ANNIVERSARY CONCERT, 2012.9.22    THE SOUNDS OF AUDIO SCIENCE LABORATORY

"Preludes For Concert" : Yann's Special Mix


A LIVE VIDEO ON "CONSCIOUSNESS EXPANSION THERAPY" 

(Excerpts from a Yann Tomita Concert at Liquidroom, Tokyo, 9.22, 2012)


1.    オーディオ・サイエンス・ラボラトリーと意識の拡大について:

        ヤン富田:お話

2. 『意識ほぐし機による意識の拡張療法から:ファンク注入プログラム』        

       HIPHOP 最高会議ー千葉:被験者    M.C. BOO & COMPUMA:被験者介護

       DUB MASTER X:配線助手      大野由美子:助手 & 脳みそほぐし機

       ヤン富田:意識ほぐし機、脳みそ解砕機、SERGE MODULAR、BUCHLA BOX 

                      & MIND EXPANDER 2012 SYSTEM


3. エイリアン調査計画から抜粋:『Who Are You?~あなたは誰?~実存と構造とそしてそれから』

      ヤン富田:ELECTRONICS & QUADRAPHONIC - SPECIAL DIMENSIONAL SOUNDS


4.『意識の拡張診断 :スペース・トーク』

      HIPHOP最高会議ー千葉: (変身)→ SPACE FUNKATEER ; POETRY READING & RAP

     ヤン富田:SERGE MODULAR、BUCHLA、MIND EXPANDER 2012 SYSTEM


   :LIVE CAMERA: 金尾修治 金屋 秀 井澤聡朗 (サイファー・コミュニケーション・クルー) 

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本公演の大、小、2種類のフライヤーから、こちらは小さいサイズのもの。

当日のセットリスト、及びフォトアルバムは下記のリンクからご覧になれます。

 http://asl-report.blogspot.com/2012/09/2012922.html 


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解説とその関連:


1.  オーディオ・サイエンス・ラボラトリーについては下記のリンクをご覧下さい。

http://asl-report.blogspot.com/2016/11/asl.html

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2. 意識ほぐし機/MIND DISINTEGRATORについて (下記にリンク)

http://asl-report.blogspot.com/2017/02/mind-disintegrator.html 


FROM THIS TO THAT  左:放射線治療の際に被曝線量を測るガイガーカウンター 右:意識ほぐし機












第7回アシッドテスト『20年目のDOOPEE TIME』(2015.9.22/23開催) ポスター


「意識ほぐし機は、複数のオシレーター、エンベロープジェネレーターからなるレーザーガン仕様のシンセサイザーです。

LEDの点滅信号とサウンドが連動したこの銃は、トニー・コンラッドの映像作品「フリッカー/明滅」(1965) や、ブライオン・ガイシン考案の「ドリームマシーン」、80年代に入ってからの「シンクロエナジャイザー」と、その体系の発展型として位置ずけられる事もできます。


トニー・コンラッド (1940-2016) は、ミニマリズムの音楽家でアンダーグランド映画の製作者です。「フリッカー/明滅」は、黒と白のフィルムをある間隔で交互に映写すると、そのストロボ効果によって画面に存在しない画像や色彩が観賞者には現れてくるというものです。また、ウイリアム・バローズの盟友でカットアップ技法の考案者でもあるブライオン・ガイシン (1916-1986) の「ドリームマシーン」は、ある間隔と大きさで穴を開けた円筒状の筒の中に電球を入れ、それをターンテーブルに乗せて、45rpmまたは78rpmで回転させます。穴からこぼれる脈動する光が視神経を刺激し脳の電気的振動を変化させます。これはバスの旅行等で移動する車中の窓から差し込んでくる木洩れ陽でも同様の効果が見られる場合があります。


DREAM MACHINE 目を閉じて鑑賞する最初の芸術作品


画像は『A.S.L. REPORT 』(2017.5.20/21)より








A.S.L. 音楽宇宙戦士トレーニングセンターに於けるセッション                 撮影:グレート・ザ・歌舞伎町


A.S.L. REPORT 2017.5.20/21は下記のリンクよりご覧になれます。

http://asl-report.blogspot.com/2017/06/yann-tomitaasl-report-201752021-photo.html


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3. エイリアン調査計画から抜粋:『Who Are You?~あなたは誰?~実存と構造とそしてそれから』

A.S.L.のエイリアン調査計画は下記のリンクよりご覧になれます。

http://asl-report.blogspot.com/2017/02/asl.html 


Who Are You? あなたは誰? と言うことは、そういうあなたは何者?とゆうことでもある訳で、自問自答のループ状態は禅でもあるのです。

コンサート会場であるリキッドルームは、ちょうど音響設備のリニューアルが完成し、フロント、リア以外に床にもスピーカーが埋め込まれた事も相まって、この4ch. クウォードラフォニックの演目では音が壁伝いに縦横無尽に駆けずり回り、ぐるぐると音による禅であるところの円相を奏でることが出来ました。


石油コンビナートに座る仏陀、INSECT TRUST GAZETTE MAGAZINE (1968) 表紙

ナムジュン・パイク『TV ブッダ』(1974) 西洋のテクノロジーと東洋の哲学との出会い

ドラム缶に座る。ASTRO AGE STEEL ORCHESTRA "HAPPY LIVING"(1994) ブックレットより

HAPPYY LIVING については下記のリンクをご覧ください。

http://asl-report.blogspot.com/2012/09/blog-post.html


A.S.L. REPORT (2017.5.20/21) 参加者に配布されたヤン富田制作のマルティプル。宇宙飛行士のビジョンを描いた禅筆/水墨の一筆とC.G. による『禅宇宙へ』 A4版 200部、サイン、ナンバー

relax magazine 2004年2月号表紙 マガジンハウス刊『ヤン富田のビート禅アーカイヴ』所収。

スモーク・ブラスターは禅でいうところの円相の煙を発っすることから一円相ガンと命名しました。


Gallery 360°での『禅とメディアと宇宙線』 (2012) に於けるパフォーマンス。

『ビート禅のための一円相ガン/ICHIENSOU GUN for BEAT ZEN 』

                                       撮影:グレート・ザ・歌舞伎町


『禅とメディアと宇宙線』は下記のリンクでご覧になれます。

http://asl-report.blogspot.com/2017/02/2-ichiensou-gun-for-beat-zen.html 







Dr.Yann & ICHIENSOU GUN FOR BEAT ZEN 



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4.『意識ほぐし機による意識の拡張療法:FUNK注入プログラム〜意識の拡張診断 :スペース・トーク』


初演は、2011年12月4日 YCCヨコハマ創造都市センター1Fホールに於ける第2回アシッドテスト『意識の拡大から拡張音楽へ』になります。


参加者に配布されたレジュメ、A4版 20p.リング綴じ、CD付き、サイン、ナンバー、500部、Afternoon Test(開演:14:00)  Evening Test(開演:18:00) は参加者によって表紙画像が異なります。





レジュメより、当日のプログラム


レジュメより、<音楽による意識の拡大と拡張音楽についての概論> は下記のリンクよりご覧になれます。 

http://asl-report.blogspot.com/2017/02/yann-tomita-expanded-music-converged.html 





『意識ほぐし機による意識の拡張療法:FUNK注入プログラム』の施術後、立派な音楽宇宙戦士となった被験者:千葉隆史さんは、自身が製作したアート作品となるゲットーブラスターと人体とが合体したサイボーグとなって登場します。これには人体の背面に当たる面が正面でもあるため背面がありません。


第5回アシッドテスト (2014.11.22/23)『サウンド・アート、人工知能研究の有機体用音楽、及び古典の評価に関するレクチャ』 のレジュメには、サウンドシステムと身体との合体によるサイボーグという関連から、その勇姿が紹介されています。






Space Funkateer of Blaster's Devil

千葉隆史は80年代中期より活動する神奈川県逗子市出身のアーティスト。画像は第2回アシッドテスト(2011.12.4) でのパフォーマンスから。                                         撮影:グレート・ザ・歌舞伎町


千葉隆史の作品については下記のリンクをご覧ください。 

http://asl-report.blogspot.com/2017/02/audio-science-laboratory-presents-art.html 

2014年11月22/23日開催の第5回アシッドテスト参加者に配布されたレジュメ。A4版、20p. 

表紙にある FISHER SPACE EXPANDER は、DUBの創始者、KING TUBBY も使用した真空管式スプリングリバーブ。


当日のセットリスト及びフォトアルバムは下記のリンクからご覧になれます。

http://asl-report.blogspot.com/2014/11/1122-1123_39.html 

(第5回アシッドテスト・レジュメより、開催に際して)




プログラムに関連して制作された2枚1組のポストカード、Yann Tomita (2012)



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