2017年2月8日水曜日

FROM FAHLSTROM TO YANN

Oyvind Fahlström "I Etern - Manipulera Världen / ÖOyvind Fahlström On The Air - Manipulating The World"   Fylkingen Records FYCD 1016-1/1016-2   (Box Set of 336 page book and CDx2)1999  Sweden
オイヴィンド・ファールシュトレーム (1928-1976) は、ブラジル生まれのスウェーデンのアーティスト。音声詩、絵画、映画等、幅広く創作活動を実践しました、スウェーデンのコンクリート・ポエトリーの先駆者でもあります。1961年にはニューヨークへ移住し活動の拠点としました。上記のCDは、1963年と66年にスウェーデン国立放送局より放送されたラジオ・ドラマ作品です。語り中心のプログラムでテーマ曲として使用されたライチャス・ブラザースの『ふられた気持ち』が絶妙のタイミングで挿入されます。(第6回アシッドテストーレジュメより転載。)
Oyvind Fahlström : IVAM Centre Julio Gonzalez,  10 junio-/23 agosto 1992 (Spanish Edition)   
 Generalitat Valenciana, Conselleria de Cultura,  Educacio i Ciencia (CATALOG/152 pages)  1992  Spain
ファールシュトレームのポップアート『ESSO LSD』が表紙になったスペインで発刊された図録。
ESSO-LSD (1967)  plastic 2 x (89 x 127 x 15 cm)  courtesy of Gar Powell-Evans / Barbican Art Gallery
画像は第6回アシッドテストに於ける展示から。
展示作品:20年目のDOOPEE TIME へ捧ぐ『ファールシュトレームからヤンへ~ポップのポップからドープのドープ、ドゥーピーズへ』Yann Tomita  (2015) 
展示作に関するメモ:ファールシュトレームを知ったのは、スウェーデンのFylkingen Recordから発売されている音声詩関連のレコードからです。2000年には上記の作品集が発売され実際に耳にすることもできました。そんな折『ESSO LSD』という作品があることを知り胸がときめきました。この作品は日本では殆ど紹介されてこなかったように思うのですが、これは1967年の作品で、実物はエッソ石油のガソリン・スタンドにある蛍光ネオンの看板状のものです。ニューヨークに渡り活動をする中で発表したポップ・アートの作品です。私にとってエッソといえば、ESSO STEEL BAND です。STEEL DRUMプレイヤーとしての私は、これをそのままほっておくわけにはいかないと思い、その更なる展開を試みてみようと思いました。それは音楽的に例えれば、私が1989年に発表した、J.B.の『SEX MACHINE』をFUNKY KINGで『ギロッポン、広尾な』とやったようなことなのかも知れません。 カー用品を扱うSTP というメーカーのマークロゴはエッソのデザイン同様楕円型をしています。それらを統合することで画像にある作品としました。ドラム缶に取り付けたネオン・ロゴは、カルチャートbyビームスの永井秀二さん制作によるもので、材料集めから取り付けまでのすべてをして下さり、撮影には自家用UFO等、SPACE AGENCYの皆さんに設置していただきました。いつかは形にしたかったことの一つが実現できたことに感謝しております。(第6回アシッドテストーレジュメより転載。)
YANN TOMITA'S EXTENDED STEEL PAN より
『ファールシュトレームからヤンへ、ポップのポップからドープのドープ、ドゥーピーズへ』
 "FROM FAHLSTROM TO YANN, FROM POP ON POP TO DOPE ON DOPE AND THE DOOPEES" 
ASL-LSD PAN
自家用U.F.O. とESSO-LSD PAN と意識ほぐし機

展示協力:(左より ) 山口洋佑    M.C. BOO    永井秀二     仲田舞衣    DUB MASTER X     COMPUMA
第6回アシッドテスト『20年目のDOOPEE TIME』での展示。(2015)
第10回アシッドテスト『(10回記念)パフォーマンス大会』での展示。(2016)

第10回アシッドテスト12/10 Afternoon Test に於いて ESSO-LSD PAN での演奏。



撮影:グレート・ザ・歌舞伎町