AUDIO SCIENCE LABORATORY PRESENTS ACID TEST VOL.10 : PERFORMING ARTS, 2016.12.10/11 at TOKYO CALTUART by BEAMS GALLERY A.S.L. アーカイヴ より、『第10回アシッドテスト 』2016.12.10/11 開催の記録動画 (抜粋) と解説を公開しました。
A.S.L.の知覚の扉より『知覚の扉の新たな発見』抜粋 M. C. BOO:脳波提供被験者 ヤン富田:Buchla, Serge & BIONIC MUSIC SYSTEMS 解説:脳波提供被験者に M.C. BOO 。筋肉は収縮すると電気を発します。こめかみに装着された電極からその微弱な電気信号を脳波の電圧情報としてコンピューターに読み込みます。あらかじめプログラムされた情報処理方法を実行します。音楽を構成する4つのパラメーター、音高、音価、音色、強度、そして5つ目のパラメーターとして、*20世紀電子音楽の業績の一つとなる、シュトックハウゼン提唱の「音の方向性」もプログラムされます。これらは音楽信号として各電子機器に送られます。プログラムする時点で作曲の行為となります。ライブ・エレクトロニク・ミュージックでは、そこに演者がリアルタイムでパラメーター操作を加え楽曲を構成します。これはDUBの原形ともなるものです。 (*ヤン富田のライブ・エレクトロニク・ミュージック・カタログ Vol.1 より抜粋。A.S.L.REPORT "SPACE PROGRAM - Cybernetic Frontiers" 2017.11.25/26 に於いて参加者に配布。 )
[心拍の可聴化及び音楽信号への変換]より『心拍によるリズムトラックとラップ、及び、楽曲 "Time To Fly" に於ける変ホ長調に変換された心拍と血圧による演奏』
M. C. BOO:心拍のリズムと血圧によるメロディーの演奏/心拍を楽曲のテンポに合わせ演奏する試み
やること満タンでたまらないんだな Vers.』 ヤン富田:5 WIFI RADIO, 15 FM STATION & SOUND SYSTEM ラジオを使用した楽曲でのセッティングは、この会場での受信状況から WIFI RADIO PROGRAM x 5局 、在京のFMラジオステーション3局からのものです。無心の真空状態に身も心も任せた状態の中での直感、或いは導き、又は閃きのある感覚... つまりよく分からない状態とも言える状態、等々での選曲操作が行われています。ラジオ受信モジュールは電圧変化で選曲が変わる仕組みで、電圧のかけ方によって選曲の速度やランダムな受信など、また手動操作によって任意の放送を受信することも可能です。本番当日の12月11日は、師走を控えた慌ただしい時期でのパフォーマンスで、まさにそれを反映した内容となりました。
ヤン富田:ラケット、ピンポン球 & Tenor Pan HIPHOP最高会議 -千葉隆史:アシスタント
『ピンポンパン奏法#2』
ヤン富田:ピンポン球 & Tenor Pan
『銃器の平和利用奏法#1・テナーパンを奏でる』
ヤン富田:教官 & Theme of Combat 大野由美子 -スナイパー:エアガン & Tenor Pan
HIPHOP最高会議 -千葉隆史:観測手
『銃器の平和利用奏法#2・楽曲を奏でる』
ヤン富田:教官 & Theme of Combat 大野由美子 -スナイパー:エアガン & Tenor Pan
HIPHOP最高会議 -千葉隆史:観測手
[2パック] ヤン富田:お話
YANN TOMITA ”EXTENDED STEEL PAN” は1997年に作曲されました。これらは意識の拡大によるスティール・パン・ミュージックの表現をテーマとして作曲されました。1998年発表の拙作:YIN & YANG TOMITA “MUSIC FOR LIVING SOUND” FOR LIFE RECORDS FLCF-3715 (CDx 3+CD-ROM) のCD-ROM に収録する予定でしたがメディアのメモリーの都合上見送りました。それから18年後の『第10回アシッドテスト』(2016.12.10/11) に於いて、その作品集から「ピンポンパン奏法」、「銃器の平和利用奏法」、「綿飴奏法」が初演となりました。 :ヤン富田
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『銃器の平和利用奏法』に関しては下記のレポートがあります。
YANN TOMITA EXTENDED STEEL PAN より:『銃器の平和利用奏法』に関連して #1